Nanki Drone Association
一般社団法人 南紀ドローン協会
2017/1/2の「新春初泳ぎ」動画を「講習・イベント」にて公開いたしました。
●試験結果の画像集
あまり大したものではありませんが、少しだけ役立つ試験を行いました。
安全な飛行に役立てばと思い、掲載いたします。
◎タイムラグ
設備一覧で掲載している方法で、機体とモニターのタイムラグを測定しました。
機体とモニターのタイムラグは大体0.3秒程度で、普通に目視飛行の補助として使用するには問題ないと思います。
ただし最高速度で飛行した際、機体位置とモニター画像では5m程度の誤差が出る計算なので、FPVの際には気を付けなければならないと思います。
◎アスペクト比
iPadとiPhoneではアスペクト比が違います。どうなっているのか疑問に思ったので、比較してみました。
結果からすると、iPad(左)はFPV画像の上にアイコンが出ますが、iPhone(右)はFPV画像の外にアイコンが出るようです。
あと、地図情報の位置も違いますね。
◎ジオフェンスと通信途絶
試しに空港周辺でDJIIGOの反応を確認しました。
一段目左から、接近、制限区域、禁止地区の自動着陸、
二段目の左が禁止地区の離陸不可、右が「信号なし」です。
ある条件下では250m弱で「信号なし」となるので、注意が必要です。
◎飛行状況
ユーチューブにアップしてみました。高度70mです。
最初の飛行でこれだけ撮影できるのだから、本当にすごいですね。
◎ゴーホーム実験
ユーチューブにアップしてみました。
ゴーホームでどれぐらいの誤差がでるか実験してみました。
◎飛行状況2
ユーチューブにアップしてみました。
今度は120mまで上昇しました。
◎飛行状況
ユーチューブにアップしてみました。
最初の飛行でこれだけ撮影できるのだから、本当にすごいですね。
◎飛行状況3
ユーチューブにアップしてみました。
今度は145mまでの視野の変化を確認しました。
◎高度145mの景観
法定高度での景観を確認しました。
野球グラウンドが一望できます。
二枚目は、一枚目の左下付近(別撮影)をアップにした画像です。
私の軽自動車と、散歩中の歩行者が確認できます。
この程度なら個人情報保護の観点からも、大丈夫だと思います。
あと、フリーソフトでパノラマ画像も作成してみました。
◎空撮画像の3D化テスト
知人に画像の3D化する方法を教えていただき、試しに作成してみました。
案外に簡単にできてビックリです。
これもドローンの新しい可能性ですから、どんどん活用してみようと思います。
ちなみに撮影対象は和歌山県白浜の円月島です。
撮影の際には環境省の了解を得ています。
×失敗した実験×
×自作FPV装置×
「僕の理論は完璧だ!」なんてアニメがありましたね…。
理論は完璧だったんですよ?けど実証実験で大問題が発生しました。
それは「視力異常」です。
右上の写真が自作FPV装置です。
市販のカードボードを改造し、iPhoneをヘッドマウントしました。
視力調整が難しく、老眼鏡(100均の+2.0)を併用しました。
(白黒モザイクにしたのは、カードボード自体に問題がないからです。)
結果は、FPV自体は問題なく成功しました。
証拠は右下の動画です。
動画ではコーン2個ですが、実際は4個のコーンを3周しました。
(短いのは単純に、パソコンのスペックが足らずに編集しきれなかったためです。)
しかし問題はその後でした…。
約18分のFPVを終えて、機体を回収しようとヘッドマウントを外したところ…
あ、歩けない!?
20分弱のFPVですが、眼前10cmに焦点を合わせていたので、
すっかり目がおかしくなってしまいました。
現象を説明すると「物が二重に見える」です。
感覚としては40m先の物が2mずれて2つに見えます。
それはもう、ハッキリと2つでした。意識しても治りません。
この症状は恐ろしい事に1時間以上も継続しました。
この状態ではドローンとの距離感がつかめず、練習になりません。
車の運転も絶対に無理です。
もしFPVを考えている方がいたら、この方法は止めた方が良いです。
送信機にiPadを固定してサンシェードをするか、ちゃんとしたFPV装置を購入しましょう。